球界から“追放”…NPB失格処分の歴代選手(6)球界エース格が「八百長」に
2024/04/13
産経新聞社
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長い歴史を持つプロ野球の世界では、許されざる行為を行った結果、どの球団でもプレーできない「失格選手」となったプレーヤーが存在する。決して数は多くないが、不名誉な形で球史に名が刻まれることとなった。ここでは、日本野球機構(NPB)からを失格処分を受けた歴代選手を紹介する。
池永正明
投打:右投右打
身長/体重:175cm/77kg
生年月日:1946年8月18日
経歴:下関商
西鉄ライオンズ(現:西武)のエースとして活躍した池永正明。池永もまた、プロ野球を失格処分となった1人である。
下関商業高校では選抜甲子園制覇を達成。その才能を多くの球団が評価し、読売ジャイアンツや南海ホークス(現:ソフトバンク)など複数球団による争奪戦の末、西鉄の一員となった。
プロ1年目から20勝を挙げる働きで、チームの大黒柱に君臨。1967年には23勝を記録し、最多勝のタイトルを獲得するなど、まさに順風満帆の野球人生を送っていた。
1969年も18勝11敗、防御率2.57と活躍を見せていた池永。しかし、八百長への関与が疑われ、否定したものの「黒い霧事件」に巻き込まれる形で失格処分を受けた。
わずか6年間のプレーで103勝を挙げたが、まさかの形でプロ野球選手としてのキャリアを終えることになった。
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