まさかの離脱…シーズン開幕前に故障した大物6人。悲劇に見舞われた歴代選手たち
2024/03/06
産経新聞社
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オープン戦に突入している2024年シーズンのプロ野球。主力選手は開幕に向けての調整を進めているが、実戦をこなすうえで注意しなければならないのが、故障離脱だ。実際にシーズン開幕前の大事な時期に離脱した選手は多く、今季もすでに離脱者が出ている。そこで今回は、シーズン開幕前に故障を経験した大物選手を紹介する。
小久保裕紀
投打:右投右打
身長/体重:182cm/87kg
生年月日:1971年10月8日
経歴:星林高 – 青山学院大
ドラフト:1993年ドラフト2位
今季から福岡ソフトバンクホークスの一軍監督に就任した小久保裕紀は、無償トレードで移籍となった年に故障を経験した。
青山学院大では同大学を初の日本一に導いたうえ、バルセロナオリンピック日本代表に学生で唯一選ばれるなど圧巻の活躍を見せ、逆指名で福岡ダイエーホークス(現:ソフトバンク)に入団した。
ルーキーイヤーから一軍デビューを果たすと、プロ2年目には130試合出場で28本塁打を放ち、ホームラン王を獲得。1997年には打点王(114打点)に輝くなど、中軸として打線を牽引した。
ところが、2003年のオープン戦で右ひざ前十字靭帯断裂の重傷を負ってしまう。同年はダイエーが日本一を達成したものの、小久保が試合に出ることはなかった。
その後、無償トレードで読売ジャイアンツへの移籍が発表され、大きな騒動を巻き起こしたのは記憶に新しいところだ。
2007年からは古巣に戻り、同球団で現役生活にピリオドを打った小久保。今季からは監督として2020年以来のパ・リーグ制覇、そして日本一を目指す。