まさかの離脱…シーズン開幕前に故障した大物6人。悲劇に見舞われた歴代選手たち
2024/03/06
産経新聞社
門田博光
投打:左投左打
身長/体重:170cm/81kg
生年月日:1948年2月26日
経歴:天理高 – クラレ岡山
ドラフト:1969年ドラフト2位
プロ通算567本塁打を放ち、”不惑の大砲”とも呼ばれた門田博光。ホームラン王を獲得する前の段階で、悲劇は起きた。
数々のアーチを描いた門田だが、天理高時代には一度もホームランを打てず。その後は社会人野球のクラレ岡山で腕を磨き、ドラフト2位で南海ホークス(現:福岡ソフトバンクホークス)に入団した。
プロ2年目には129試合出場で打率.300、31本塁打、120打点をマークし、打点王を獲得。その後もしばらくは安定した活躍を見せていた。
そんな中、1979年の春季キャンプでアキレス腱断裂の大けがを経験。同年はわずか19試合の出場に終わり、再起不能かと思われた。
しかし、翌1980年に111試合出場で打率.292、41本塁打、84打点の活躍を見せると、1981年には127試合の出場で44本塁打を放ち、ホームラン王のタイトルを獲得。見事な復活を遂げた。
また、40歳のシーズンには130試合に出場し、打率.311、44本塁打、125打点で2冠(ホームラン王・打点王)に輝き、史上最年長での最優秀選手(MVP)も受賞した。
その後はオリックス・ブレーブス(現:バファローズ)でのプレーを2年間挟み、古巣でユニフォームを脱いだ門田。球史に残る伝説の打者となった。