まさかの離脱…シーズン開幕前に故障した大物6人。悲劇に見舞われた歴代選手たち
2024/03/06
産経新聞社
辻発彦
投打:右投右打
身長/体重:182cm/78kg
生年月日:1958年10月24日
経歴:佐賀東高 – 日本通運
ドラフト:1983年ドラフト2位
西武ライオンズの黄金期を形成した辻発彦も、開幕前の故障を経験している。
辻は佐賀東高を卒業後、社会人野球の日本通運でプレー。入社4年目に都市対抗へ出場するなど実績を積み上げ、ドラフト2位で西武に入団した。
プロの世界でさらに守備力を向上させると、入団2年目には110試合に出場し、規定打席未満ながら打率.275、27盗塁を記録。俊足も活かして二塁のレギュラー格となった。
しかし、1987年のオープン戦でデッドボールを受け、右手人差し指を骨折。同年は51試合の出場に終わった。
それでも、翌年以降は完全復活を遂げ、1993年には110試合出場で打率.319、出塁率.395をマークし、首位打者と最高出塁率のタイトルに輝いた。
また、ゴールデングラブ賞は8度受賞。打撃だけでなく、堅い守備で西武の黄金期に欠かせない存在となった。