入団拒否を“示唆”も…契約交渉の末にプロ入りを決断した大物6人。球団の説得に応えた選手たち
2024/03/04
産経新聞社
城島健司
投打:右投右打
身長/体重:182cm/89kg
生年月日:1976年6月8日
経歴:別府大付高
ドラフト:1994年ドラフト1位
「打てる捕手」の代表格とも言える存在だった城島健司は、強行指名によってプロ入りした経緯がある。
別府大学附属高校で高校通算70本塁打を放ち、プロ球団から多くの関心を集めていた城島。しかし、本人はプロ志望ではなく駒澤大学への進学を表明していた。
各球団が城島の指名を見送った中、福岡ダイエーホークス(現:ソフトバンク)は城島をドラフト1位で強行指名。大きな騒動となったが、監督に就任した直後の王貞治の説得などから、ダイエー入りを決めたと言われている。
プロ入り後は、高卒3年目の1997年から正捕手に君臨。同年は120試合でマスクを被り、打率.308という成績を収めた。
2004年にはキャリアハイとなる打率.338、36本塁打を残すなど、バッティングでも驚異的な成績を残し続け、2006年からはメジャーリーグへ挑戦。MLB史上初の日本人捕手となった。