入団拒否を“示唆”も…契約交渉の末にプロ入りを決断した大物6人。球団の説得に応えた選手たち
2024/03/04
産経新聞社
大嶺祐太
投打:右投左打
身長/体重:184cm/83kg
生年月日:1988年6月16日
経歴:八重山商工
ドラフト:2006年高校生ドラフト1巡目
千葉ロッテマリーンズから指名を受けた際、浪人の選択肢も考えていた選手が、大嶺祐太だ。
八重山商工時代には、3年時の甲子園に春夏連続出場。エースナンバーをまとい、選抜甲子園では1試合17奪三振を記録するなど、超高校級ピッチャーとして注目の的となった。
ドラフト会議では、相思相愛と見られていた福岡ソフトバンクホークスが1巡目で指名したが、最終的に競合相手となったロッテが交渉権を獲得。
ソフトバンク以外の指名であれば、浪人を考えていた大嶺。入団拒否も予想されたが、ボビー・バレンタイン監督の説得もあり、ロッテ入りを決断した。
2008年にプロ初勝利を挙げたが、その後はけがにも悩まされ、思うような投球ができないシーズンが続いた。2015年こそ8勝をマークしたが、最終的にプロ通算29勝で現役生活を終えた。
【了】