入団拒否を”示唆“も…交渉の末にプロ入りした大物(2)”育成なし“を通告していたが
2024/03/11
産経新聞社
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ドラフト会議で指名された選手の中には、さまざまな理由から入団を拒否したケースがある。ただ、入団拒否を選択するかと思われていた中、結果的にプロ入りを決断した選手もいた。今回は、入団拒否の可能性が示唆されていながら、最終的に入団を決めた選手を取り上げる。
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宇田川優希
投打:右投右打
身長/体重:184cm/92kg
生年月日:1998年11月10日
経歴:八潮南高 – 仙台大
ドラフト:2020年育成選手ドラフト3位
オリックス・バファローズに不可欠の存在となった宇田川優希も、入団拒否の可能性があった選手だ。
八潮南高校では甲子園には縁がないまま卒業し、仙台大学へ進学。大学では1年時からベンチ入りする存在になり、リーグ戦で防御率0点台をマークしたこともあった。ただ、大学最終年に調子を落とし、育成ドラフト3位での指名となった。
育成の場合はプロに進まない意向を持っており、調査書にもその旨を記載していたという宇田川。社会人野球へ進む選択肢も考えていたが、最終的にはオリックス入りを決断した。
プロ2年目はファームで好投を続けて支配下登録を果たすと、8月にプロ初登板。最終的に19試合登板ながら防御率0.81と好成績を収め、ブレイクのシーズンとなった。
昨季は46試合登板で防御率1.77と好成績をマークしたものの、日本シリーズでは悔しい気持ちを味わった。その悔しさを胸に、2024年も腕を振り続ける。
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