チームに“激震”…プロ野球、まさかの理由で退団した助っ人外国人6人。日本球界を去った選手たち
2024/03/30
産経新聞社
ローガン・オンドルセク
勝利に対する意欲が、好ましくない形で出てしまったのがローガン・オンドルセクである。
シンシナティ・レッズに入団し、2010年にメジャー昇格を果たしたオンドルセク。デビューから3年連続で60試合に登板するなど、多くの登板機会を得ていた。
ただ、2014年は防御率5点台に沈み、同年オフにはFAに。2015年から東京ヤクルトスワローズの一員となった。
加入初年度から72試合登板で38ホールドポイント(5勝2敗33ホールド)、防御率2.05と大活躍。リーグ優勝に大きく貢献した1人だった。
翌2016年も安定した投球を見せていた中、6月に登板した際、9回に3点差を追いつかれてしまう。味方のまずい守備があったことは確かだが、激高したオンドルセクはベンチで首脳陣に対して暴言を吐いた。
この一件で、後日オンドルセク自ら退団を申し入れて球団は了承。「一瞬、理性を失ってしまった」という本人の言葉の通り、ヒートアップの度が過ぎたゆえの結末だった。