安定感のマートン、巨人戦に強いゴメス 2015年も外せないタイガースの最強助っ人コンビ
20日、セ・パ両リーグのベストナインが発表され、阪神からは鳥谷敬に加え、ゴメスとマートンの助っ人コンビが選ばれた。阪神で外国人2人が同時にベストナインに選ばれるのは初めて。タイガースにとって打の助っ人二人は来季も外せないピースだ。
2014/11/21
安定感抜群のバットマン
20日、セ・パ両リーグのベストナインが発表され、阪神からは鳥谷敬に加え、ゴメスとマートンの助っ人コンビが選ばれた。
2年連続で選ばれたマートンは外国人選手として球団史上最多の4度目。
ゴメスは、2010年マートン以来となる来日1年目での受賞となった。同一球団に所属する2人の外国人選手がベストナインに選ばれたのは、セ・リーグ史上6度目で、阪神では史上初のことである。
今季のマートンは、4月5日のヤクルト戦で自己最多の1試合7打点を記録すると、5月18日のDeNA戦では通算744安打目を放ち、ランディ・バースの持つ球団外国人選手通算安打記録を更新した。シーズン通算では打率.338で、来日初の首位打者に輝いた。
マートンの特長は、長いスランプがないことだ。
今季、連続試合無安打は3試合が最長。月別成績を見ても、最も打率が低いのは6月だが、それでも.286と極端に低い数字ではない。
ペナントレースが終盤に差し掛かる7月以降は打率.358を記録し、チームを支えた。
年間を通じての安定感でチームに貢献したのがマートンなら、長打力でチームを引っ張ったのがゴメスだ。
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