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独走ソフトバンクを支える“難攻不落”のクローザー、サファテ

独走態勢に入りつつある福岡ソフトバンクホークス。安定感ある戦いを見せている大きな要因は9回の守護神の存在だ。

2016/05/11

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打たれない守護神

 まだペナントレースは4分の1を経過しただけだが、福岡ソフトバンクホークスは11日時点で、21勝8敗4引分、勝率.724で2位ロッテに4ゲーム差をつけて独走態勢を固めつつある。

 トリプル3の柳田悠岐はエンジンがかかっていないが状態は確実に上向きで、内川聖一、長谷川勇也、中村晃が3割をマーク。また先発投手陣はバンデンハークが依然、デビューからの無敗記録を継続して5勝。武田翔太4勝1敗、千賀滉大3勝、和田毅3勝1敗と他の先発陣もしっかりと仕事をしている。

 彼らに比べれば、やや目立たないがサファテは、今や“難攻不落”のクローザーになりつつある。

 今季の失点は2本のソロホームラン(西武・メヒア、ロッテ・デスパイネ)だけ。防御率0.95は、パの6球団のクローザーの中でダントツの1位だ。

 サファテの凄さは、まず「安打をほとんど打たれない」こと。6球団のクローザーの被打率を並べた。

ソフトバンク サファテ 11セーブ 19回被安打9 被打率.145
ロッテ 西野勇士 9セーブ 13.2回被安打18 被打率.316
オリックス 平野佳寿 7セーブ 16回被安打13 被打率.245
楽天 松井裕樹 7セーブ 14.1回被安打15 被打率.268
日本ハム 増井浩俊 7セーブ 10.1回被安打17 被打率.378
西武 増田達至 5セーブ 12.1回被安打12 被打率.250

 今季は、昨年まで安定感のある“火消し”をしていた各球団のクローザーが次々と炎上している。そんな中でサファテは、登板2回に1本弱しか安打を打たれていない。抜群の安定感だ。

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