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早くも“格差”が…?プロ野球、同い年で高卒プロ入りした現役6組。明暗が分かれている選手たち

2024/05/04

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産経新聞社



郡拓也・坂倉将吾

(左から)巨人・郡拓也、広島・坂倉将吾

 
 郡拓也と坂倉将吾は、ともに東京の高校から2016年ドラフト会議でプロ入り。両者ともに捕手だが、プロ入り後は明暗が分かれた。
 
 郡は、帝京高で俊足強肩の捕手として活躍。甲子園出場経験はないが、3年夏の東東京大会3回戦では、1イニングで二盗・三盗・本盗を決め、サイクルスチールを達成した。
 

 
 坂倉は、日大三高で高校通算25本塁打を記録。甲子園出場こそ叶わなかったが、打てる捕手としてプロから注目される存在だった。
 
 ドラフト会議では、郡を北海道日本ハムファイターズがドラフト7位で指名。坂倉はドラフト4位で広島東洋カープから指名を受け、それぞれプロの門を叩いた。
 
 坂倉は高卒4年目に81試合に出場して打率.287(規定未満)、3本塁打をマークし、翌2021年には132試合の出場で打率.315、12本塁打、68打点を記録。同年9月には逆転サヨナラ3ラン本塁打を放つなど、まさに”打てる捕手”であることを示した。
 
 郡は、本職の捕手以外にも内外野をこなせるユーティリティー性を持つ。しかし、2021年の33試合が自己最多の出場機会となっており、現在まで一軍定着には至っていない。
 
 今季、3月には若林晃弘との交換トレードで読売ジャイアンツに移籍した郡。4月5日にはファーム降格となったが、なんとか一軍で結果を残すシーズンにしたい。

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