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早くも“格差”が…?プロ野球、同い年で高卒プロ入りした現役6組。明暗が分かれている選手たち

2024/05/04

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産経新聞社



森敬斗・紅林弘太郎

(左から)DeNA・森敬斗、オリックス・紅林弘太郎

 
 ともに高卒の遊撃手として、2019年ドラフト会議で指名された森敬斗と紅林弘太郎。今では”レギュラー”と”崖っぷち”にまで差が開いた。
 
 森は、桐蔭学園高で俊足巧打の内野手として活躍。3年春の甲子園では初戦で啓新高に敗れたが、森は3安打を放った。同年夏の甲子園は逃したが、U-18日本代表に選出されるなど、高い評価を得ていた。
 

 
 紅林は、駿河総合高で大型内野手として注目される存在に。甲子園出場経験こそないが、肩の強さと高校通算40発放った打撃が光っていた。
 
 ドラフト会議では、横浜DeNAベイスターズがドラフト1位で森敬斗を単独指名。紅林はオリックス・バファローズからドラフト2位指名を受け、プロ入りを果たした。
 
 紅林は高卒1年目のプロ初打席でヒットを放つと、翌2021年からは早くも遊撃のレギュラーとなる。昨季は127試合の出場で打率.275、8本塁打、39打点をマークし、自身初のタイトルとなるベストナインに輝いた。
 
 森も、高卒1年目のプロ初打席で左翼フェンス直撃の二塁打を放ち、幸先の良いスタートを切った。しかし、その後は一軍で結果を残せず。昨季は「8番・遊撃」で開幕スタメンを勝ち取るも、最終的に同年は9試合の出場に終わった。
 
 今季は、ドラフト4位ルーキー・石上泰輝がオープン戦から結果を残すなど、厳しい立場となった森。プロの世界で生き残るには、今季の活躍が必須だ。

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