「競合はMLB球団」ソフトバンクの異色スカウトが語る「これまでと変わった」若手発掘とは…?
2024/04/19
産経新聞社、Getty Images
福岡ソフトバンクホークス中南米スカウト インタビュー
今季はV奪還を狙う福岡ソフトバンクホークス。4軍まで抱える育成環境の充実ぶりは球界髄一だ。若手発掘にも余念はなく、その視線は中南米にも向いている。キーマンとなるのが萩原健太・中南米担当スカウトだ。過去にはロベルト・スアレス投手(現:パドレス)やリバン・モイネロ投手などを発掘。ドミニカ共和国が拠点のスカウト活動10年目。新たな逸材探しに奔走する裏側に迫った。(取材・文:高橋康光)
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「昨年度の活動を振り返ってこれまでと変わったという点は、2度ベネズエラを訪れたことですね。国際大会の視察では訪れたことはありましたが、アカデミー視察という目的では初めてのことでした。政情不安、治安の悪化などの要因で、MLBのアカデミーが手を引いたという点でチャンスはあるかと思っています。ドミニカ、キューバ、メキシコに続く柱を作りたいと思っています。選手の獲得という面では、2022年度に5名の育成選手を獲得したのに続き、2023年度は2名の育成選手を獲得することができました。その経緯をお話します。