早くも“格差”が…?プロ野球、同い年の高卒戦士(2)侍J戦士、かたや巨人へトレードに
2024/05/31
産経新聞社
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プロ野球への切符を手にする選手は、高校や大学、社会人野球などで活躍し、特に高卒でプロ入りする選手は大きなポテンシャルを秘めている。しかし、その才能が開花するか否かは、明暗の別れる部分である。ここでは、同い年で高卒プロ入りしたが、実績に差がついている選手たちを紹介する。
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郡拓也・坂倉将吾
郡拓也と坂倉将吾は、ともに東京の高校から2016年ドラフト会議でプロ入り。両者ともに捕手だが、プロ入り後は明暗が分かれた。
郡は、帝京高で俊足強肩の捕手として活躍。甲子園出場経験はないが、3年夏の東東京大会3回戦では、1イニングで二盗・三盗・本盗を決め、サイクルスチールを達成した。
坂倉は、日大三高で高校通算25本塁打を記録。甲子園出場こそ叶わなかったが、打てる捕手としてプロから注目される存在だった。
ドラフト会議では、郡を北海道日本ハムファイターズがドラフト7位で指名。坂倉はドラフト4位で広島東洋カープから指名を受け、それぞれプロの門を叩いた。
坂倉は高卒4年目に81試合に出場して打率.287(規定未満)、3本塁打をマークし、翌2021年には132試合の出場で打率.315、12本塁打、68打点を記録。同年9月には逆転サヨナラ3ラン本塁打を放つなど、まさに”打てる捕手”であることを示した。
郡は、本職の捕手以外にも内外野をこなせるユーティリティー性を持つ。しかし、2021年の33試合が自己最多の出場機会となっており、現在まで一軍定着には至っていない。
今季、3月には若林晃弘との交換トレードで読売ジャイアンツに移籍した郡。4月5日にはファーム降格となったが、なんとか一軍で結果を残すシーズンにしたい。
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