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広島じゃなければ…?他球団なら主力クラスの選手(1)後がない“甲子園のスター”は

2024/04/27

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産経新聞社



(左から)広島・玉村昇悟、新井貴浩監督、中村奨成

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 昨季はセ・リーグ2位となった広島東洋カープ。今季は2018年以来のリーグ優勝を狙うシーズンになる。そのためには若手の台頭が求められるが、その一方で出場機会に恵まれない選手や、本来のポジションで起用されない選手も少なくない。ここでは、他球団であれば主力となり得る選手を紹介したい。

 

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中村奨成

広島・中村奨成
・投打:右投右打
・身長/体重:181cm/84kg
・生年月日:1999年6月6日
・経歴:広陵高
・ドラフト:2017年ドラフト1位

 
 捕手としてプロ入りするも、一学年上の正捕手・坂倉将吾の存在もあって、今季から外野手登録となった中村奨成。チームでは厳しい立ち位置にいる。
 
 広陵高では3年夏の甲子園に出場し、大会記録となる6本塁打を放つ打棒を発揮。一躍注目の的となり、準優勝の原動力となった。
 

 
 迎えたドラフト会議では、高校生捕手初となる1回目の入札で競合となり、2球団が1位指名。抽選の結果、広島東洋カープへの入団が決まった。
 
 ルーキーイヤーからファームで経験を積み、高卒3年目の2020年に一軍デビュー。翌2021年は外野にも挑戦し、39試合の出場で打率.283、2本塁打、5打点、3盗塁と能力の一端を示した。
 
 しかしその後は、坂倉や會澤翼の存在もあり、思うような出場機会を得られず。昨季はファームで38試合出場し、打率.323、3本塁打、10打点、OPS.925の好成績を残したが、一軍では18試合の出場で打率.150と苦しんだ。
 
 今季から外野手登録となり、3月31日には一軍に昇格。しかし、結果を残せずに再びファーム降格となった。勝負のシーズンとなる今季は、一軍で結果を残したいところだ。

 

 
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【了】



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