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現役最多の四球数を誇る阪神・鳥谷敬。四球よりも2ストライク後の打率向上がカギ

阪神の鳥谷敬が、打撃不振にあえいでいる。その要因は2ストライクと追い込まれてからの打率の低さが物語っている。

2016/05/17

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2ストライク後の打率向上なるか

 毎年安定した成績を残してきた鳥谷だが、今季、2ストライク後の打率がここまでわずか.175と、追い込まれてからヒットゾーンへ飛ばす対応ができていない。

 昨季のセリーグ首位打者・ヤクルト川端慎吾の場合、今季の2ストライク後の打率は.272(昨季は.270でリーグトップ)で、カウントが不利な状況からでも安打を量産している。

 出塁率は鳥谷が.356で川端が.340。四球を選んだ数をみてみると、鳥谷がリーグ2位の27個を選んでいるのに対し、川端はわずか10個と少ない。川端がいかに安打で出塁しているのかがわかる数字だ。

 川端の現在の打率は.300、安打数は54本でリーグ2位の成績を挙げている。また、2ー3のフルカウントからの打率は.563で驚異的な数字だ。追い込まれてもファウルでカットできる技術を持つ川端ならではの数字といえる。

 鳥谷が復調するには四球を選ぶだけでなく、2ストライク後からいかに粘って安打を積み重ねることができるかが、カギとなる。

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