大谷翔平選手をはじめとした日本人メジャーリーガーを中心にメジャーリーグ・日本プロ野球はもちろん、社会人・大学・高校野球まで幅広いカテゴリーの情報を、多角的な視点で発信する野球専門メディアです。世界的に注目されている情報を数多く発信しています。ベースボールチャンネル



“悲劇”のドラ1に…プロ1年目に早くも故障離脱したドラフト1位選手6人。球界屈指の逸材だが

2024/04/28

text By

photo

産経新聞社



田中正義

ソフトバンク・田中正義
投打:右投右打
身長/体重:188cm/93kg
生年月日:1994年7月19日
経歴:創価高 – 創価大
ドラフト:2016年ドラフト1位
 
 現在は北海道日本ハムファイターズの守護神を務めている田中正義。この立場にたどり着くまでには、数々の苦労があった。
 
 創価高校から創価大学に進学すると、大学3年時には2季連続で最優秀投手のタイトルを獲得したほか、3年秋のリーグ戦ではノーヒットノーランを達成。圧倒的なインパクトを残し続け、5球団競合の末、福岡ソフトバンクホークスに入団した。
 

 
 即戦力との声もあがった中、開幕前に右肩の違和感を訴えた。回復に時間がかかり、1年目は登板なし。その後も度重なる故障に悩まされ、満足に登板出来ないシーズンが続いた。
 
 2021年にはリリーフで登板機会を獲得していたが、翌2022年は5試合の登板にとどまると、ソフトバンクにFA加入した近藤健介の人的補償として、日本ハムへの移籍が決まった。
 
 移籍1年目、開幕からリリーフとして起用されると、序盤から好投を続けてクローザーに抜擢。キャリアハイを大幅に更新する47試合登板を果たし、25セーブを記録。まさに移籍が功を奏した、今季も守護神として君臨している。

1 2 3 4 5 6


error: Content is protected !!