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1軍の“主力”になれない…?広島、出場機会に飢える選手(2)ファームで防御率1点台でも

2024/06/13

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産経新聞社



(左から)広島・戸根千明、新井貴浩監督、中村奨成

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 プロ野球の世界では、高い能力を持ちながらも、所属する球団の戦力状況によって一軍での出場機会に恵まれない選手も少なくない。今季はリーグ優勝を目指す広島東洋カープでも、投打ともに厳しい立場となっている選手もいる。ここでは、一軍での出場機会に飢える広島の選手を紹介したい。

 

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玉村昇悟

広島・玉村昇悟
投打:左投左打
身長/体重:179cm/85kg
生年月日:2001年4月16日
経歴:丹生高
ドラフト:2019年ドラフト6位

 
 高校時代は「越前のドクターK」とも呼ばれた玉村昇悟。ただ、プロの世界ではまだステップアップが必要と言えそうだ。
 
 丹生高でプレーした玉村は、3年夏の福井県大会で5試合を投げて計52奪三振を奪い、大会新記録を樹立。次期エースとして期待を受け、ドラフト6位で広島東洋カープに入団した。
 

 
 高卒2年目に一軍デビューを果たすと、同年は17試合に登板して4勝7敗、防御率3.83をマーク。101イニングを投げるなど、先発として貴重な経験を積んだ。
 
 ところが、翌2022年はコンディション不良などが重なり、9試合の登板で2勝どまり。昨季も9試合に登板して3勝1敗と勝ち越しながらも、防御率は4.96と安定感を欠いた。
 
 そんな中、今季はオープン戦で2試合に先発登板し、防御率1.13を記録。開幕一軍こそ逃したが、ファームでは好投を続けている
 
 一軍では先発4本柱が確立し、さらにはアドゥワ誠らも台頭。先発ローテーション争いは激しいが、チャンスが来た際にはアピールしていきたい。

 

 
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【了】

 



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