「球界制度」のスタートに…?かつて契約金ゼロでプロ入りした選手6人。「育成選手制度」の礎に?
2024/05/22
産経新聞社
塩屋大輔
投打:左投左打
身長/体重:173cm/75kg
生年月日:1976年9月6日
経歴:明徳義塾高 – 亜細亜大 – 米独立リーグ
ドラフト:2002年ドラフト7巡目
オリックス・ブルーウェーブ(現:バファローズ)の契約金ゼロ枠で入団した塩屋大輔は、異色の経歴を辿った選手である。
明徳義塾高では甲子園出場は叶わず、亜細亜大に進学した塩屋。1年春から主戦格としてリーグ戦で好投を見せた一方、2年時に同大学を中退してアメリカ独立リーグへの挑戦を決めた。
ただ、試合には出場できないまま帰国し、NPBの入団テストを受けるも不合格が続いた。それでも、2002年にオリックスの入団テストを受けて見事合格。ドラフト7巡目で入団を果たした。
プロ1年目から一軍で3試合に登板した塩屋。しかし、故障の影響もあって投手から野手に転向するなど苦しみ続けた末、2005年オフに戦力外通告を受けた。
波瀾万丈の野球人生を過ごした塩屋だったが、一心不乱に駆け抜けたプレーヤーだった。