まさかの“不発”…プロ野球、移籍先で戦力外通告を受けたFA戦士6人。裏目に出た大型補強は?
2024/06/07
産経新聞社
福田秀平
投打:右投左打
身長/体重:182cm/77kg
生年月日:1989年2月10日
経歴:多摩大聖ヶ丘高
ドラフト:2006年高校生ドラフト1巡目
大争奪戦の末に千葉ロッテマリーンズへFA加入した福田秀平。移籍後は“まさか”の連続でチームを去ることとなった。
多摩大聖ヶ丘高では1年時からレギュラーを掴み、スイッチヒッターにも挑戦。世代トップクラスの身体能力と将来性が高く評価され、高校生ドラフト1巡目で福岡ソフトバンクホークスに入団した。
プロ5年目の2011年には、97試合に出場。同年は打率こそ.252だったが、22個の盗塁を成功させるなど、機動力で一軍の貴重な戦力となった。
その後はスタメン出場こそ多くなかったが、代走や守備固めといった役割でチームに貢献。2019年にFA権を行使すると、人的補償が不要な「Cランク」という背景もあり、6球団の争奪戦に。
最終的に4年契約でロッテ入りを決断した福田。しかし、2020年シーズンの開幕前に右肩に受けた死球が災いし、満足のいく結果は残せず。
その後もけがとの戦いが続き、2022年オフには2年前の死球の後遺症を取り除くため、患部の手術を敢行。契約最終年の2023年はわずか3試合の出場にとどまり、同年オフに戦力外通告を受けた。
ロッテでの4年間は苦しみ続けた福田だが、今季はファーム新規参入球団のくふうハヤテベンチャーズ静岡で、新たな挑戦を始めている。