V要因は補強だけにあらず ファンも認める〝ギータ〟の成長……最高の形で終えた2014年のホークス
11月24日、ホークスが優勝パレードと、ファンフェスタを開催した。パレードには秋山前監督も参加し、福岡市の中心部にある明治通りには約35万人のファンが詰めかけ、優勝を祝福した。
2014/11/25
35万人のファンが沿道に詰めかけた
お祭り気質の博多っ子が集い、福岡の街が歓喜に沸いた。リーグ制覇、クライマックスシリーズ突破、そして日本一に輝いた福岡ソフトバンクホークスの優勝祝賀パレードが、11月24日に行われた。
本拠地・福岡市の中心部にある、パレードではお馴染みの明治通り2.5キロを約30分かけてオープンカーやオープントップバスが通過する。その沿道には約35万人のファン。当初の予報では雨が心配されていたが、この時期には珍しい暖かな秋晴れとなり、最高の優勝パレード日和となった。
沿道からは「おめでとう」の声よりも「ありがとう」の声が目立っていた印象がある。パレードの先頭は秋山幸二前監督。その姿はユニホームではなく、ワイシャツにネクタイを締め、球団ジャンパーというものだった。それでも沿道から飛ぶ声は「秋山監督!」だ。ユニホームを着ている間には見られなかった穏やかな笑顔で手を振り返す秋山前監督。有終の美を飾った指揮官としては見収めとなる。寂しい思いに駆られながら、その姿に興奮と感動を覚えた。筆者も35万人のうちの1人だ。
選手たちはその後、4万人超のファンが待つヤフオクドームへと戻り、「ファンフェスタ2014」に参加。日本一として開催されるファンフェスタは格別だ。
今年は3選手がリーダーを務めるチーム対抗戦。
2年連続ゴールデングラブ賞に輝いた今宮健太の「チームいまみー」、難病を乗り越え復活した頼れる右腕・大隣憲司率いる「チームとなりん」、今年大ブレイクの柳田悠岐が抜擢された「チームギータ」で競い合った。
クイズや絵がウマ対決、ファンと一緒に20人21脚や玉入れをする大運動会と大盛り上がり。中でも印象的だったのが、スタンドからの声援。柳田選手へ向けられる声援の多さに驚いた。