まさかの“不発”…「戦力外通告」を受けたFA戦士(3)「大型5年契約」で巨人入りも
2024/07/06
産経新聞社
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毎年、シーズンオフに大きな注目を集めるのがフリーエージェント(FA)市場だ。FA権を行使しての移籍は、この世界で長期的に活躍した選手の証とも言える。しかし、FA加入後も変わらぬ存在感を示す選手がいる一方で、大きく成績を落とす選手も多く存在する。そこで今回は、移籍先で戦力外通告を受けたFA戦士を紹介したい。
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陽岱鋼
投打:右投右打
身長/体重:184cm/89kg
生年月日:1987年1月17日
経歴:福岡第一高
ドラフト:2005年高校生ドラフト1巡目
今季から日本球界に復帰した陽岱鋼。戦力外の経験をバネに、新天地で汗を流している。
台湾生まれの陽は、野球留学で福岡第一高へ。高校通算39本のアーチを描き、将来性を買った北海道日本ハムファイターズから高校生ドラフト1巡目で指名を受けた。
プロ2年目の2007年に一軍デビューを果たすと、2011年には初の規定打席をクリア。同年は141試合の出場で打率.274、6本塁打、36打点、19盗塁とブレイクの1年になった。
2013年には全144試合に出場し、打率.282、18本塁打、67打点、47盗塁をマーク。塁上でも存在感を発揮し、同年のパ・リーグ盗塁王に輝いた。
走攻守に渡る活躍で、いつしか日本ハムに欠かせない存在となった陽。2016年の日本一に貢献したのち、同年オフにFAで読売ジャイアンツと5年契約を結んだ。
しかし、コンディション不良なども影響した結果、巨人での5シーズンはいずれも規定打席に届かず。2021年はわずか7試合の出場にとどまり、同年オフに本人の希望で退団となった。
その後はアメリカ独立リーグを経て、今季からファームに新規参入したオイシックス新潟アルビレックスBCでプレー。37歳を迎えた陽は、3季ぶりの日本球界でもう一花咲かすことができるのか。
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