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今オフに”暗雲”…?プロ野球、成績不振に陥ったFA戦士6人。去就が注目される選手たち

2024/07/10

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産経新聞社



青柳晃洋

阪神・青柳晃洋
投打:右投右打
身長/体重:183cm/83kg
生年月日:1993年12月11日
経歴:川崎工科高 – 帝京大
ドラフト:2015年ドラフト5位
 
 昨季に引き続き、安定感に欠ける投球が続く青柳晃洋は、今オフの去就が注目される1人である。
 
 川崎工科高では甲子園のマウンドを踏めず、卒業後は帝京大に進学した。4年秋には9試合に登板して6勝3敗、防御率1.66の活躍でベストナインを獲得。2015年ドラフト会議で阪神タイガースから5位指名を受け、入団を果たした。
 

 
 ルーキーイヤーから13試合に登板して4勝を挙げたが、68回1/3を投げて48四死球を与えるなど、制球難を露呈。
 
 その後も数年間は勝ち星を伸ばせずにいた青柳だが、2019年から急成長を遂げる。同年は25試合に登板して9勝をマークし、初の規定投球回をクリア。
 
 2021年には25試合の登板で13勝6敗、勝率.684、防御率2.48の成績を収め、最多勝と最高勝率のタイトルを獲得。
 
 翌2022年も24試合に登板して13勝をあげるなど活躍し、なんと投手三冠(最多勝・最優秀防御率・最高勝率)に輝いた。
 
 しかし、チームが日本一を成し遂げた昨季は、開幕投手を務めたものの、18試合の登板で8勝、防御率4.57と精彩を欠く内容に。今季も2年連続で開幕投手を担ったが、いまだ1勝という成績に終わっている。
 
 5月31日を最後に一軍登板から遠ざかっており、二軍調整が続いている。このままでは去就に大きな影響を与えそうだ。

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