他球団が欲しがっている!? パリーグのトレード注目投手6人。電撃移籍の候補選手は…?
2024/06/25
産経新聞社
小野郁
投打:右投右打
身長/体重:175cm/78kg
生年月日:1996年10月23日
経歴:西日本短大付高
ドラフト:2014年ドラフト2位
2022年の活躍は目を見張るものがあった小野郁。右肘の手術から一軍復帰を目指している。
西日本短大付高では投手としての実力は無論、バットでも高校通算25本塁打を記録。その後、2014年ドラフト会議で東北楽天ゴールデンイーグルスから2位指名を受け、プロ入りを果たした。
だが、楽天では芽が出なかった。在籍5年間で毎年一軍のマウンドには上がっていたものの、主戦場はファームに。そんな中、FAで楽天に入団した鈴木大地の人的補償として、2019年オフに千葉ロッテマリーンズに移籍した。
この移籍が、小野にとってプラスに作用した。2020年〜2022年は3年続けて開幕一軍を掴み取り、40試合以上に登板。特に2022年は44試合の登板で18ホールドポイント、防御率1.99と圧巻の成績をマークした。
昨季も開幕一軍で迎えた小野。しかし、5月に右肘鏡視下クリーニング手術を受け、同年の登板は10試合のみ。5月以降はリハビリに費やす期間となった。
今季はすでにファームで実践復帰。ただ、復帰直後というのもあり、安定感は取り戻せていない。
それでも、2022年の投球が一軍で通用していたのは確かだ。貢献度を考えると可能性は低いものの、トレードの可能性はゼロではないだろう。