まさかの“試練”も…プロ野球、「育成落ち」から這い上がったドラフト1位入団の現役選手6人
2024/06/28
産経新聞社
岩嵜翔(中日ドラゴンズ)
·投打:右投右打
·身長/体重:189cm/90kg
·生年月日:1989年10月21日
·経歴:市立船橋高
·ドラフト:2007年高校生ドラフト1巡目
中日ドラゴンズへの移籍後は故障に泣き、昨季から育成契約となっていた岩嵜翔。約1年間にわたるリハビリを経て、2年ぶりに一軍マウンドへ上がった。
2007年高校生ドラフト1巡目で福岡ソフトバンクホークスに入団。プロ入り当初は先発としても起用されたが、2017年から中継ぎに専念した。
同年は72試合に登板し、6勝3敗40ホールド、防御率1.99の活躍で最優秀中継ぎ投手のタイトルに輝いた。
その後は故障に悩まされたものの、2020年に復活。翌2021年は48試合の登板で2勝5敗6セーブ14ホールド、防御率4.17とまずまずの数字を残したが、同年オフにFA移籍した又吉克樹の人的補償で中日へ移籍した。
しかし、新天地では再び故障に泣かされ、2022年9月に右肘の内側側副靭帯再建術(通称:トミー・ジョン手術)を敢行。
それでも、懸命なリハビリを経て今春キャンプで実戦復帰すると、今月4日にはついに支配下復帰。翌5日の古巣・ソフトバンク戦では802日ぶりに一軍のマウンドに立ち、1イニングを無失点に抑えた。