1軍では“立場”が…プロ野球、2024年シーズンは崖っぷちのドラフト1位選手6人
2024/06/22
産経新聞社
中村奨成(広島東洋カープ)
・投打:右投右打
・身長/体重:181cm/84kg
・生年月日:1999年6月6日
・経歴:広陵高
・ドラフト:2017年ドラフト1位
夏の甲子園で一躍スターとなった中村奨成だが、現在はその面影がなくなっている。
広陵高でプレーした中村奨は、3年夏の甲子園で打率.679(28打数19安打)、6本塁打、17打点と大暴れ。1大会の最多本塁打・最多打点記録を樹立し、2017年ドラフト1位で地元の広島東洋カープに入団した。
プロ3年目に一軍デビューを果たし、外野手に挑戦したプロ4年目の2021年には、一軍で39試合に出場。打率.283、2本塁打、5打点をマークした。しかし、現状では同年の成績がキャリアハイとなっている。
翌2022年は、27試合の出場で打率.193。昨季は18試合の出場で打率.150という結果に。持ち前の打力が一軍では発揮できず、シーズンを追うごとに成績が下降している。
外野手登録となった今季は、3月中にファームで高打率を残したこともあり、3月31日に一軍昇格。しかし、4月4日のヤクルト戦でスタメン起用されたものの結果を残せず、わずか3試合の出場機会で同8日に登録抹消となった。
一方で、ファームでは49試合出場で打率.279、4本塁打、6盗塁とまずまずの数字を残している。
このままでは立場が危ぶまれるだけに、今シーズン中に一軍の舞台で躍動したいところだ。