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チームに”衝撃”…プロ野球、2024年シーズンにまさかの2軍落ちを経験した大物選手6人

2024/06/22

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産経新聞社



清宮幸太郎(北海道日本ハムファイターズ)

日本ハム・清宮幸太郎
・投打:右投左打
・身長/体重:184cm/94kg
・生年月日:1999年5月25日
・経歴:早稲田実高
・ドラフト:2017年ドラフト1位
 
 将来のスラッガー候補である清宮幸太郎。プロ7年目を迎えている今季も不振に陥り、二軍落ちを経験している。
 
 早稲田実業高では当時の史上最多となる高校通算111本塁打をマーク。世代ナンバーワン打者として注目を集めると、2017年ドラフト会議では7球団から1位指名。抽選の末、北海道日本ハムファイターズへ入団した。
 

 
 高卒1年目から一軍デビューを果たすと、早速プロ初本塁打を記録。最終的に53試合に出場し、打率.200、7本塁打、18打点とまずまずの成績を残した。しかし、翌年以降は伸び悩むシーズンが続き、2021年は一軍出場なしに終わった。
 
 それでも、2022年に自身初の規定打席に到達。同年は129試合の出場で、打率.219ながらも、18本塁打、55打点をマークし、確かな長打力を示した。
 
 さらなる飛躍が期待された昨季は開幕から好調だったが、4月後半に無念の左腹斜筋筋損傷で離脱。6月中旬に一軍復帰したものの、同年は99試合の出場で打率.244、10本塁打、41打点と数字を落とした。
 
 今季は、キャンプ前に左足関節を捻挫した影響で開幕一軍入りを逃した。4月に今季初昇格を果たしたが、打撃不振で5月に登録抹消。
 
 それでも、6月11日に再昇格した清宮。同日の中日戦では粘った末に10球目で四球をもぎ取るなど、粘り強さを発揮。先発した中日の髙橋宏はこの試合で2四球を出したが、いずれの四球も清宮が選んだものだった。
 
 チームでは万波中正や田宮裕涼、水谷瞬など若い戦力が次々と台頭。清宮も競合ドラ1として、このまま終わるわけにはいかない。

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