電撃移籍もあり得る！？ 広島のトレード注目選手6人。他球団が獲得したい候補選手は…
2024/07/13
産経新聞社
中村奨成
投打：右投右打
身長／体重：181cm／84kg
生年月日：1999年6月6日
経歴：広陵高
ドラフト：2017年ドラフト1位
もう後がない状況の中村奨成。高校時代の活躍は過去の栄光となっている。
広陵高では3年夏の甲子園で大暴れ。個人最多本塁打や最多安打など、大会記録を更新する驚異的な活躍だった。ドラフト会議では広島東洋カープ・中日ドラゴンズの2球団が1位指名。競合の末、地元・広島への入団が決定した。
誰もが躍動を期待した中、一軍でのプロ初ヒットはプロ4年目の2021年。同年は39試合に出場して打率.283、2本塁打、5打点、3盗塁をマーク。ところが、結果的にこの年以上の成績を残せないまま、現在に至っている。
外野手登録となった今季は3月31日に一軍昇格し、4月4日のヤクルト戦では「6番・左翼」でスタメン出場。しかし、出場3試合で4打数0安打に終わり、同8日にはファームへ降格となった。
そんな中、今月4日に一軍再昇格を果たすと、翌5日の中日戦では待望の今季初安打を記録。エース級の髙橋宏斗から放った一打だった。
それでも、立場が厳しいのは否めない。大きな期待を受けてプロ入りした甲子園のスターだが、トレード移籍の可能性を否定できない立場になっている。