電撃移籍もあり得る！？ 広島のトレード注目選手6人。他球団が獲得したい候補選手は…
2024/07/13
産経新聞社
中村健人
投打：右投右打
身長／体重：183cm／97kg
生年月日：1997年5月21日
経歴：中京大中京高 – 慶応大 – トヨタ自動車
ドラフト：2021年ドラフト3位
入団時は大きな期待を受けていた中村健人。ムードメーカーとして欠かせない存在ではあるが、成績面は寂しい数字になっている。
慶応大では3年秋にベストナインを受賞する活躍をしたが、指名漏れを経験。卒業後はトヨタ自動車に進むと、4番を任されるプレーヤーとなり、ドラフト3位で広島東洋カープに入団。同じチームでプレーした栗林良吏と再び同僚という関係性になった。
即戦力の期待通り、ルーキーイヤーから開幕一軍を掴んだ。同年は63試合の出場で打率.240、3本塁打、10打点をマーク。また、プレーだけでなくベンチから積極的に声を出し、チームの雰囲気を作る役割もこなしていた。
しかし、昨季はまさかの一軍出場なしという事態に。同年はファームでも83試合の出場で打率.205に終わり、打撃面が課題となっていた。
今季は5月3日に一軍昇格。同8日の阪神戦では今季初安打となるホームランを放ったが、出場12試合で打率.083（24打数2安打）という結果に。7月10日にはファームへ降格となった。
チーム内の外野手では、野間峻祥やベテランの秋山翔吾が好調を維持し、さらには育成出身の二俣翔一も奮闘。プロ3年目とはいえ、今季で27歳を迎えた中村健も立場は危うくなってきている。
打撃で結果を残さなければ、一軍での出場機会はケガ人が続出した場合に限られそうなのが現状。それでもパンチ力は確かなため、興味を示す球団もありそうだ。
【了】