球界の“スター”だが…プロ野球、トレード移籍を複数回経験した大物選手6人
2024/07/07
産経新聞社
涌井秀章
投打:右投右打
身長/体重:185cm/85kg
生年月日:1986年6月21日
経歴:横浜高
ドラフト:2004年ドラフト1巡目
4球団目となる中日ドラゴンズでも、一定の成績を収めている涌井秀章。今季でプロ20年目を迎える大ベテランもまた、トレード移籍を2回経験している。
横浜高校時代から世代屈指のピッチャーとして知られていた涌井は、ドラフト1巡目で西武ライオンズに入団。高卒2年目で12勝、3年目は17勝と順調なキャリアを送っていた。
その後も西武のエースとして活躍し、2009年には16勝を挙げて2度目の最多勝を獲得。しかし、2013年には球団と起用法を巡って意見の食い違いがあり、同年オフに千葉ロッテマリーンズへFA移籍。
2015年には15勝を挙げ最多勝に輝くなどロッテでもエースとして躍動していたが、2019年は3勝に終わると、金銭トレードで東北楽天ゴールデンイーグルスに移籍となった。
楽天では移籍1年目に11勝をマークし、4度目の最多勝を獲得したが、翌年以降は目立った成績を残せず、2022年オフに2度目のトレードで中日へ。阿部寿樹とのトレードは大きな話題となった。
昨季は打線の援護がなく5勝13敗と大きく負け越したが、先発ローテーションの役割をしっかりと果たした。今季も7月5日時点で13試合に登板し、防御率3.08と健闘しているが、昨季同様援護がなく、2勝にとどまっているだけに、打線の奮起が期待される。