球界の“スター”だが…プロ野球、トレード移籍を複数回経験した大物選手6人
2024/07/07
産経新聞社
田尾安志
投打:左投左打
身長/体重:173cm/78kg
生年月日:1954年1月8日
経歴:泉尾高 – 同志社大
ドラフト:1975年ドラフト1位
最終的に3球団でプレーを続けた田尾安志は、トレードを2回経験した選手だ。
大阪の泉尾高校(現在は廃校)でエースとして活躍し、同志社大学に進学。3年時にはリーグ戦で首位打者を獲得するバッターとなり、ドラフト1位で中日ドラゴンズに入団した。
ルーキーイヤーから67試合に出場し、打率.277をマークして新人王を受賞。徐々にチーム内での存在感を発揮し始めると、1982年は打率.350というハイアベレージを残した。
中日に欠かせないプレーヤーだったが、まさかの交換トレードで1985年から西武ライオンズの一員に。しかし中日時代の打棒を発揮できないまま、2度目のトレードで阪神タイガースに移籍した。
阪神移籍1年目は打率.221に終わったが、1988年は限られた出場機会で活躍。1990年には5年ぶりのシーズン100安打を達成した。
しかし、1991年は40試合の出場で13安打と不振に苦しみ、同年限りでユニフォームを脱いだ。