“崖っぷち”から1軍戦力に…プロ野球、今季に正念場から主力クラスへ浮上した選手6人
2024/07/04
産経新聞社
漆原大晟(阪神タイガース)
・投打:右投左打
・身長/体重:182cm/85kg
・生年月日:1996年9月10日
・経歴:新潟明訓高 – 新潟医療大
・ドラフト:2018年育成選手ドラフト1位
昨オフに現役ドラフトで阪神タイガースへ移籍した漆原大晟。昨季は登板数を減らしていたが、新天地ではブルペン陣を支える働きを見せている。
新潟医療大では入学直後からリーグ戦に登板し、4年間で通算13勝を記録。最速150キロ超の本格派右腕は、2018年ドラフト会議でオリックス・バファローズから育成1位指名を受けた。
プロ入り後は、大卒2年目の2020年開幕前に支配下契約を奪取。開幕は二軍で迎えたものの、当時二軍の指揮官を務めていた中嶋聡監督が、一軍監督代行へ就任した夏場に一軍へ昇格。同年は22試合登板で2セーブ5ホールド、防御率3.42の成績を残した。
翌2021年は34試合に登板し、防御率3.03をマークするなど数字を伸ばしたが、2022年はまさかの一軍登板なし。
昨季は一軍復帰こそ果たしたものの、目立つ成績は残せず。同年オフに開催された現役ドラフトで、阪神への移籍が決まった。
すると、新天地では開幕一軍入り。リリーフの一角として抜群の安定感を発揮している。現時点で25試合に登板し、防御率1.93の好成績を残しており、僅差の場面での登板も増加。日本一連覇を目指すチームで、さらなるフル回転が期待されている。