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高校時代の“盟友“に…プロ野球で再会した元チームメイト6組。かつて共闘した同期選手たち

2024/07/19

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産経新聞社



森下暢仁・川瀬晃

(左から)広島・森下暢仁、ソフトバンク・川瀬晃
 
 大分商時代からプロ注目の存在だった森下暢仁と川瀬晃。森下は大学卒業後、川瀬は高校卒業後にプロの門を叩いた。
 
 両者は1年夏の甲子園で、出場機会こそなかったがベンチ入りをしていた。3年夏には森下がエース、川瀬が遊撃のレギュラーとしてプレーしたが、大分県大会決勝で明豊高に0-1で惜しくも敗戦。
 

 
 卒業後、森下はプロ志望届を出さずに明治大へ、川瀬は2015年ドラフト6位で福岡ソフトバンクホークスへの入団を果たした。
 
 高校の時点でプロの評価も高かった森下は、大学でも実力を発揮した。1年春から登板機会を得ると、3年秋の東京大との試合では8回までノーヒットピッチングを披露。2019年ドラフト会議でも目玉の1人となり、1位で広島東洋カープに入団した。
 
 川瀬より4年遅れでプロ入りしたが、先に頭角を現したのは森下だった。ルーキーイヤーから18試合に登板して10勝3敗、防御率1.91をマークすると、同年の新人王を獲得。
 
 今季は右肘の張りで出遅れたが、すでに6勝をマーク。また、6月25日のヤクルト戦ではマダックス&猛打賞を達成するなど、打撃面も好調。まさに”二刀流”の活躍を見せている。
 
 川瀬はプロ3年目に一軍出場を果たしたが、その後の数年間は打撃面で苦戦した。それでも、今季は4月27日の西武戦でサヨナラ打を放つなど、打撃が好調。内野の全ポジションをこなすユーティリティー性も光り、今や貴重な戦力だ。
 
 今季で27歳とまだ若い両者。森下には先発4本柱の一角として、キャリアハイの10勝以上、川瀬にはスタメン奪取を期待したい。

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