高校時代の“盟友“に…プロ野球で再会した元チームメイト6組。かつて共闘した同期選手たち
2024/07/19
産経新聞社
有原航平・福田周平
広島の名門・広陵高でともにプレーした有原航平と福田周平。そんな両者だが、有原は大学卒業後、福田は社会人野球を経てプロの世界に入った。
両者は、3年春の甲子園で4強に進出した。同大会で、有原はエースとして全4試合に先発登板。福田も切り込み隊長として、全4試合の出場で打率.429(14打数6安打)と活躍。その後、有原は早稲田大に、福田は明治大に進学した。
新天地でも活躍した両者。有原は1年春から登板機会を得ると、3年秋には最優秀防御率(0.72)を獲得した。2014年ドラフト会議で有原は目玉選手となり、4球団が1位指名。抽選の末、北海道日本ハムファイターズに入団した。
福田も2年春から俊足巧打の野手として活躍し、2度のベストナインを受賞した。卒業後はNTT東日本に進むと、2017年の都市対抗野球では首位打者(.550)と橋戸賞を獲得。社会人野球でも結果を残し、2017年ドラフト3位でオリックス・バファローズに入団した。
有原と福田は、プロ入り後も結果を残している。有原はルーキーイヤーに新人王を受賞すると、プロ5年目には24試合の登板で15勝をマークした。2021年からはメジャーにも挑戦したが、昨季からNPBに復帰。現在は福岡ソフトバンクホークスでプレーしている。
福田もルーキーイヤーから多くの出場機会を得た。プロ2年目にはパ・リーグ2位タイの30盗塁をマークすると、2022年にはゴールデングラブ賞を受賞。今季は6月に右足首を負傷して離脱したが、現在は復帰している。
今季もチームに欠かせない戦力となっている両者。有原は勝ち頭としてチームを4年ぶりのリーグ優勝に、福田はチームのリーグ4連覇に向けた起爆剤になれるか注目だ。
【了】