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【データで選出6月月間MVP】交流戦で大暴れの水谷瞬が12球団トップ。ノーヒットノーラン&月間防御率0.00の大瀬良大地はまさかのランク外

2024/07/08

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産経新聞社、DELTA



交流戦MVP・水谷を打撃では上回ったソフトバンク・近藤

 まずは野手から見ていこう。パ・リーグでは水谷瞬(日本ハム)、セ・リーグでは丸佳浩(巨人)が、それぞれ1.72、1.20とトップのWARを記録した。
 
データでみる6月月間MVP【野手】
 
 水谷は交流戦18試合で28安打、3本塁打を記録する大活躍を見せ、見事交流戦のMVPを獲得した。リーグ戦に戻ってからは少し失速気味だったが、6月は平均的な打者に比べチームの得点を9.9点も増やしたと評価されている。
 

 
 ただ打撃単体で見るとこれを上回った選手がいる。近藤健介(ソフトバンク)だ。近藤はリーグの平均的な打者に比べ、チームの得点を13.8点増加させた。守備・走塁の評価で水谷にかわされたが、打撃におけるはたらきは圧倒的だったようだ。今季のプロ野球は歴史的な投高打低環境でプレーが行われているが、近藤だけは通常の得点環境におけるトップ打者クラスの打撃成績を残し続けている。
 
 セ・リーグの打撃部門では、総合トップの丸を上回りタイラー・オースティン(DeNA)が2位以下を突き放している。オースティンは打撃でリーグの平均的な打者に比べ10.7点分得点を増やしたという評価を得た。チームメイトで総合2位の牧秀悟とあわせて余分に生み出した得点は15.3点。6月、貯金5と好調だったチームを打撃でけん引した。

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