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ロッテ益田、再飛躍の秘策は肉体改造!肩甲骨を鍛えてクローザーの座を狙う

今季は4位に終わり、来季への巻き返しを図るべく11月、千葉県鴨川市で秋季キャンプを行った千葉ロッテ。1年間戦えるための体力強化をはじめ、選手それぞれが2014年シーズンを戦って感じた課題に対して取り組んでいた。益田直也も、そんな一人である。

2014/12/02

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初めて取り組んでいるウエイトトレーニングが益田を進化させる

 11月20日、千葉・鴨川で行われていたロッテ秋季キャンプの最終日前日。

 益田は数日前の練習中に軽く足首を捻ったため、大事を取って他投手とは別メニューで練習に励んでいた。朝から室内にこもり、ひたすらウエイトトレーニング。

 実は、このトレーニングこそが彼の再飛躍の秘策だった。

「自分の体で筋力的に弱い部分がわかったので、オフに間にそこを重点的に鍛え上げて、来年のキャンプに臨みたいと思っています。弱点というのは具体的に言うと、体幹(腹筋)と肩甲骨周りの筋肉。特に肩甲骨に関しては、高校生以下の筋力だと指摘されました。実はこれまではランニングしかしたことがなくて、ウエートトレは一切したことがないんです。だから、この秋季キャンプからトレーニングに励んでいます」

 確かに、ウエイトトレがすべての投手に有効に働くとは限らない。実際に、筋肉をつけたために体のバランスを崩してしまい、コントロールに難の出てしまった投手は何人もいる。

 ただ、益田は自分をレベルアップさせるために、たとえば変化球をマスターするという新たな武器を得ることよりも、自分が今持っている武器を磨き上げることを選択した。

 何より、「初めてのトレーニング」という点で、劇的な変化も期待できる。

「経験がないので、自分でもどうなるかわからないんです。肩甲骨と体幹を鍛えた結果、球速がアップするのか、それともボールのキレが増すのか。ただ、トレーナーの方にしっかりメニューを組んでもらっているし、マイナスに働くことはないと思います。オフの間に自分の体がどう変わるのか、その結果、今自分が持っているものがどれだけレベルが上がるのか、自分でもすごく楽しみです」

 来年2月スタートする石垣島キャンプ。オフのトレーニングの成果が投球にどのような化学変化を起こすのか、楽しみだ。

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