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MVPは菅野(巨人)と金子(オリックス)が受賞。新人王に大瀬良(広島)と石川(ロッテ)が輝く

2014年の最優秀選手(MVP)と、最優秀新人選手(新人王)が発表された。

2014/11/26

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MVPは最優秀防御率にも輝いた二人に

 11月26日、セパの最優秀選手(MVP)と最優秀新人賞が発表された。
 
 まず、MVPに選出されたのはセリーグは巨人の菅野。
 先発陣が不調の中、開幕戦での初登板から6連勝。交流戦に入るまでの成績は7勝1敗、防御率は1.70と好調をキープし、チームを支えた。
 交流戦明けに打ち込まれ、また8月には一時戦線離脱するも、9月、10月のシーズン終盤では防御率0点台、3勝0敗で優勝に貢献。2年目で最優秀防御率とMVPの2冠を手にした。

 菅野は2位のヤクルトの山田に大差をつけた。
(選出にあたっては投票で決まる。有効投票数セ267、パ243、規定により各1票にそれぞれ1位5点、2位3点、3位1点を与える形となる)

 パリーグは最優秀防御率、最多勝に輝いた金子がMVPも受賞。
 防御率1点台は12球団で唯一。6月と9・10月は月間防御率3点台とやや打ち込まれたものの、それ以外は月間防御率は1点台。
 オリックスのクライマックス進出の立役者である。
  こちらも日本一に輝いたソフトバンクの柳田や五十嵐、日本ハムの大谷らをおさえて、文句なしの選出となった。

新人王は先発ローテーションを守った二人に

 新人王はセリーグが広島の大瀬良。今季中日の中継ぎとしてチームを支えた又吉、福谷をおさえての選出となった。
(選出にあたっては投票で決まる。有効投票数セ267、パ243)

 大瀬良は、ルーキーながら開幕からローテーションを守り抜いた。夏場は勝ち星に恵まれなかったが、26試合に先発して10勝8敗と二けた勝利をマーク。広島の新人王受賞は2000年代では06年の梵、12年の野村祐輔以来の快挙となった。

 パリーグの新人王に輝いたのはロッテの石川だ。
 2013年のドラフトでは巨人との競合の末、ロッテが交渉権を獲得。オープン戦でも結果を残し、開幕ローテーション入りを果たす。一時戦線離脱もあったが、キレのあるストレートと変化球を武器に年間を通じて安定感ある投球を見せ、最終戦で10勝目をあげた。
 「五右衛門」の愛称も定着、来季はさらなる活躍が期待される。日本ハムの上沢やソフトバンクの森をおさえて堂々の受賞となった。

 なお、ロッテの新人王の受賞は2000年代では05年の久保(現DeNA)、12年の益田以来だ。



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