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【データで選出7月月間MVP】4勝&防御率0.00の中日・髙橋はセイバー的にも圧巻。パ・野手には好調・ロッテから3名がランクイン【コラム】

2024/08/07

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産経新聞社、DELTA



ロッテから3名の野手がランクイン。DeNA・オースティンは2ヶ月連続でリーグトップの打撃貢献

 まずは野手から見ていこう。パ・リーグでは髙部瑛斗(ロッテ)、セ・リーグでは細川成也(中日)が、それぞれ1.23、1.36とトップのWARを記録した。
 
データでみる7月月間MVP【野手】
 
 6月の月間打率は.324と打撃好調だった髙部。7月も打率/出塁率/長打率で.405/.457/.541を記録し、このうち打率と出塁率は両リーグトップ。リーグの平均的な打者に比べ8.1点分得点を増やしたという評価だ。5連敗で迎えた26日の楽天戦では、満塁から走者一掃の3点適時二塁打を放ち、チームの連敗ストップに大きく貢献。右肩手術の影響で5月に2年ぶりの一軍復帰を果たした苦労人は、今やロッテ打線には欠かせない存在となっている。
 

 
 髙部の他にも、ロッテからは佐藤都志也と小川龍成の2名がランクイン。佐藤は負担の大きいポジションである捕手をこなしながら、打撃でもリーグの平均的な打者より4.0点分得点を増やしたという評価だ。小川は52打席と打席数は少ないながらも、打率.386と驚異的な成績を残した。代走として途中出場した30日の西武戦では、同点で迎えた9回二死満塁からサヨナラのセーフティバントを記録。小技を活かした戦術がここ一番で光った。
 
 セ・リーグの打撃部門では、総合トップの細川を上回ったタイラー・オースティン(DeNA)が6月に続いてトップ。リーグの平均的な打者に比べ8.2点分得点を増やしたという評価だ。オースティンは24日に行われたマイナビオールスターゲーム2024で負傷交代し、それ以降は出場なし。離脱期間がありながらも、月間7本塁打は両リーグトップの数字だ。Bクラスに沈むDeNAが今後巻き返すためにも、オースティンの早期復帰が待たれる。

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