“超逸材”がまさか…中日、期待外れのドラ1戦士(4)悲運に泣いた高卒スラッガー
2024/09/06
産経新聞社
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プロ野球の世界では、ドラフト1位入団の選手には特に大きな期待が寄せられる。期待通りにチームの主力へと成長する選手が多くいる一方で、実力を発揮できないまま退団となる選手も多く存在する。ここでは、今世紀で期待外れに終わった中日ドラゴンズのドラフト1位戦士を紹介する。
中川裕貴
出身:滋賀県
投打:右投右打
身長/体重:176cm/76kg
生年月日:1985年4月26日
ドラフト:2003年ドラフト1巡目
甲子園に2度出場し、長打力が際立っていた中川裕貴。彼もまた、プロの世界で花開くことはできなかった1人である。
中京高校で4番を務めた中川は、城所龍磨(元:ソフトバンク)とともにチームを牽引。高校通算28本塁打を放ち、中日がドラフト1位で指名した。
最高の形でプロ入りを果たした中川だったが、入団直後は故障の連続に。高卒3年目の2006年にプロ初出場を果たしたものの、同年はわずか1打席に立ったのみ。
2007年には右肩を痛め、同年オフに患部の手術を受けるなど満足のいく状態でプレーできなかった。
それでも2010年には、ナゴヤドーム(現:バンテリンドーム ナゴヤ)でプロ初本塁打を記録。結果的にこの一発がプロで放った唯一のアーチとなった。
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