もう限界?まだまだやれる! 9人の40歳以上の現役選手
昨年は大ベテランの選手たちが次々と引退し、NPB所属の平均年齢はがくっと下がった。6月8日時点で40歳超えの選手を見比べたい。
2016/06/09
Getty Images
番長に登板機会が回らず
昨年、50歳の山本昌を筆頭に多くのベテラン選手が引退し、球界は若返った。
現在40歳を超えた現役選手は9人いる(2016年6月8日現在)。今季の彼らの成績を見てみよう。
なお山本昌は引退試合のために、今年1日だけ現役登録をされた。そのために公式サイトには名前が載っているが、これは除外する。
年齢順に並べると下記のようになる。
■三浦大輔(DeNA) 1973年12月25日生 42歳
一軍 出場なし
二軍 9試合 1勝3敗 防御率5.48
ラミレス監督より1歳上の三浦は、二軍で投げているが成績は今一つ。DeNAはリーグ屈指の先発投手陣。三浦に登板機会は回っていない。
■岩瀬仁紀(中日)1974年11月10日生 41歳
一軍 5試合 0勝1敗1H 防御率12.00
二軍 11試合 0勝0敗 0S 防御率0.77
セーブのNPB記録(402)を持つ岩瀬。今年は再起の1年だが今のところ厳しい。二軍ではさすがの好投を見せるも、一軍には開幕から31試合連続無失点を記録した田島慎二もいる。世代交代が進んでいる中で、復活できるか。
■レイ(楽天)1974年11月27日生 41歳
一軍 3試合 0勝1敗 防御率8.03
二軍 6試合 3勝1敗 防御率1.61
最年長の外国人選手。一軍では5月に3試合投げたが結果を残せず現在二軍。
■井口資仁(ロッテ)1974年12月4日生 41歳
一軍 31試合69打数20安打3本塁打25打点1盗塁 打率.290
ロッテ40代野手トリオの筆頭。開幕から一軍。代打も多いが、出場すれば結果を残す。5/29のソフトバンク戦では代打本塁打を打っている。
■黒田博樹(広島)1975年2月10日 41歳
一軍 10試合4勝3敗 1完封 防御率3.19
ジョンソン、野村祐輔とともにローテーションの一角を堅持し、6QSなど安定した成績を上げている。打たせて取る技術は健在。
■倉 義和(広島)1975年7月27日生 40歳
二軍 1試合 打席に立たず
二軍バッテリーコーチを兼任。昨年も一軍出場は1試合だけ。あくまでリザーブとしての現役選手登録。
■松井稼頭央(楽天)1975年10月23日生 40歳
一軍 34試合 120打数23安打2本塁打10打点2盗塁 打率.192
開幕当初、安打が出ずに苦しんだ。最近はDHや代打での出場も多いが、選手層が薄い中で貴重な戦力となっている。