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ソフトバンク今宮「守備と犠打」だけじゃない。新打法習得で打撃覚醒の時

首位を独走する福岡ソフトバンクの今宮健太。今季は守備だけでなく、打撃の好調さが光る。

2016/06/10

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シーズン最多犠打数の更新も期待

 6月2日の中日戦では史上38人目となるプロ通算200犠打を達成した。プロ7年目、24歳10か月でのスピード達成は最年少記録だ。13年、14年には62犠打をマークし、パリーグのシーズン犠打記録を更新している。「プロに入ってからこんなにバントをするとは思っていなかった」と話すように、高校通算62本塁打のバッターがプロで生きる道を見出した数字とも言えるだろう。

 今シーズンもその安定した犠打に対する信頼感は変わりないのだが、昨シーズンは7本だったホームランを55試合消化時点で、すでに5本放っている。これも好調の証。もともと打撃センスは高く、低めの球をすくい上げてホームランにする場面を何度も見てきた。ここ最近はファーストストライクから積極的に振りにいっているのも印象的だ。

 ヒットが打てて小技もできる。走れて、ときにはホームランも飛び出す。強力打線の中、こんなバッターが1番にいるのは相手チームにとって脅威になること間違いなし。

「必死に頑張るだけです」

“守備だけじゃない今宮健太”を存分に見られるシーズンになりそうだ。

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