球界に”衝撃”…まさかの退団となった大物(2)事実上の戦力外で”決意”
2024/08/15
産経新聞社
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球界に入る者がいれば、去る者もいる。毎年10月にはドラフト会議が開催され、新たにプロ入りの切符を掴むが、一部の現役選手は戦力外通告などで厳しい現実が叩きつけられる。過去には、まさかの形でチームを退団した選手も数多く存在。そこで今回は、戦力外通告または自由契約を経験した大物選手を紹介する。
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井端弘和
出身:神奈川県
投打:右投右打
身長/体重:173cm/73kg
生年月日:1975年5月12日
ドラフト:1997年ドラフト5位
「アライバコンビ」と呼ばれた鉄壁の二遊間は、まさかの形で終わりを迎えることになった。
ドラゴンズの2番バッターとして活躍した井端弘和は、芸術的なバッティングを見せたかと思えば、堅実に送ることもできる器用な選手だった。何より、荒木雅博との二遊間は相手チームに幾度となく絶望を与えた名コンビとして、今でも語り継がれている。
井端は落合監督のもと、2004・2006・2010・2011年の4度のリーグ優勝に貢献。2013年のWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)では、野手として最大の活躍を見せた選手でもあった。しかし、2013年のオフに落合がドラゴンズのGMに就任すると、大胆なコストカットを断行。契約交渉の場では、井端に対して大幅な減俸提示をして波紋を呼んだ。
「事実上の戦力外」とも言える扱いに対し、井端はドラゴンズ残留ではなく自由契約の道を選び、ジャイアンツが井端の獲得を発表。ジャイアンツでは2年の在籍に留まったものの、球史に名を残すショートとして最後まで輝き続けた。
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