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まさかの”不良債権”…阪神、期待外れのFA戦士(3)MLB熱望も阪神入りで

2024/08/21

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産経新聞社



プロ野球 最新情報(最新ニュース)

 プロ野球選手にとって、フリーエージェント(FA)権の取得は1つの勲章といえるだろう。移籍市場での阪神タイガースは、的確な戦力拡充を見せている。しかし、過去を振り返ると、補強失敗となった事例も多くある。ここでは、阪神入りも期待外れの成績に終わったFA戦士を紹介する。

 
 

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小林宏之


 
 千葉ロッテマリーンズで先発、抑えの両方を経験し、後に阪神タイガースへ移籍した小林宏之。ロッテでの実績を考えれば、阪神で残した数字は寂しいものだった。
 
 1996年ドラフトでロッテから指名を受けた小林は、1998年に初めて1軍のマウンドを踏んだ。2002年にリリーフ起用が功を奏し、58試合登板で防御率2.53をマーク。2003年は再び先発に挑戦して2桁10勝を挙げ、貴重な戦力となった。
 

 
 その後も先発として一定の成績を残したものの、安定感に欠けるシーズンもあった小林は、2010年に抑えへ転向。シーズン終盤は打ち込まれる場面もありながら、29セーブを挙げた。
 
 同年オフに海外FA権を行使。だが、メジャー球団からの獲得オファーはなく、中継ぎの補強が急務だった阪神からのオファーを受けて入団を決意。
 
 藤川球児につなぐセットアッパーの働きが期待された一方、シーズンで5敗を喫するなど不本意な投球が続いた。そして移籍2年目は一軍登板もなく、球団から戦力外通告を受けた。

 

 
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【了】



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