【6月14日広島対埼玉西武戦、BBC独自採点】9回裏広島・菊池の盗塁を評価。先発・戸田は勝利つかずも「6.5」
14日、マツダスタジアムで行われた広島東洋カープ対埼玉西武ライオンズの1回戦は3-2で広島が初のコリジョンルール適用によるサヨナラ勝利をおさめた。
2016/06/15
<広島東洋カープ>
(遊)田中6.0
評 1安打のみも盗塁を決めるなど1番打者としての役割を果たしていた。守備面でも好捕がひとつあった。
(二)菊池7.0
評 前半の2打席はいいところはなかったが、後の3打席で違いを見せた。特に9回は同点に追いつかれて嫌な展開の中で出塁し、盗塁を決めたのは見事というほかない。決勝ホームを踏み、本日のマンオブザマッチ。
(中)丸6.5
評 調子のいい菊池のリズムを崩すチーム初安打に始まり、2安打1得点1盗塁。広島の攻撃におけるポイントとなっていた。すんなり試合が終わっていたら、マンオブザマッチは彼のものだった。野球は打つだけのスポーツではないことをみせつけていた。
(一)新井5.0
評 最終打席でなんとか1本出た。今日は守備面でしっかり貢献した。
(左)エルドレッド6.0
評 欲しい場面での大事な1発。存在感を放っている。
(右)鈴木6.0
評 先制の適時打を放つなど3打数1安打1四球1打点。序盤から味方打線が菊池に沈黙する中、丸と2人、タイミングが合っていた。
(三)小窪5.5
評 1打席目は三振だが、その後アジャストして同じ投手から二塁打を放った。修正能力の高さを見せた。
(捕)會澤6.0
評 打者としては無安打といいところはなかったが、盗塁死2つを含む3併殺に絡んだ。捕手との勝負で炭谷を上回った。
<投手>
戸田6.5
評 相手先頭の秋山に二度無死から出塁されるも、粘りのピッチング。当たり前のように見えて、クイックや4回二死満塁からの1、2塁間のゴロで素早くベースカバー。投げる以外の部分で投手としてしっかりと責任を果たしていた。
ジャクソン5.5
評 戸田の好投を受けて、西武の怖い1・2番の秋山、栗山をしっかり抑えた。役目を務めた。
中崎 5.0
評 試合には勝ったが、1発狙いの場面で1発を浴びるのは、クローザーとして反省材料だろう。
<途中交代>
松山-
堂林-
赤松6.0
評 途中出場で9回裏、サヨナラ打を放った。ヒーローだった。
緒方監督6.0
評 同点の9回裏、途中交代出場の赤松をそのまま行かせた。信頼を選手に向けて結果を残した。マネジメントのうまい指揮官だ。