2カ月ぶり復帰の埼玉西武・岸、エースの矜持。「守備のリズム作れなかった」
久しぶりの一軍登板となった埼玉西武のエース・岸孝之。試合には敗れたが、次回につながる投球となった。
2016/06/18
点の取られ方を反省
これがエースの矜持というものなのだろう。
西武の岸孝之が2カ月ぶりにマウンドに帰ってきた。6回を投げて被安打7の3失点。1回裏の先頭・大引に140キロ後半のストレートを連発して最後はチェンジアップで三振。初回を三者凡退に斬り、エースの復活を感じさせるスタートを切った。
投げているボールが力強かった。ストレートは最速147キロを計測し、岸の代名詞であるカーブは相手の主砲・山田ものけぞるくらいの落差があった。いつもの岸と比べるとやや制球力に欠ける部分もあったが、それも許容範囲の部分だった。
それでも、岸は「調子は良かったし、球もいっていた。球数も投げれたんですけど…」と俯いたのは得点の取られ方が悪かった点だ。
2回に四球からテキサスヒットで無死1、3塁のピンチを招くと、6番・バレンティンの遊撃ゴロの間に1点を献上。4回には、ケガの今浪に代わって途中出場していた西田に左翼スタンドに運ばれた。6回には、西田に出塁を許すと、8番・中村に右翼線に運ばれて3点目を失っている。
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