2カ月ぶり復帰の埼玉西武・岸、エースの矜持。「守備のリズム作れなかった」
久しぶりの一軍登板となった埼玉西武のエース・岸孝之。試合には敗れたが、次回につながる投球となった。
2016/06/18
負けたので、何とも言えない
岸は言う。
「四球は勝負に行った結果なのでしょうがない部分もあるとは思うんですけど、やっぱり守備のリズムを作れなかった。2回の先制の時の四球もそうだし、ホームランも反省しないといけない。調子は悪くなかったですけど、球数が多くなった。三者凡退で終わるというのがなかったので、そういうところからリズムが大事だなと思いました」
打線は相手を上回る10安打を放ちながらも10残塁の拙攻。ややもすると打線のほうに敗因の矛先は向きがちだが、エースはそこから逃げることなく、言葉に力を込めた。
「100球を投げただけでマウンドを降りたくなかった」
「負けたんで、何とも言えない」
「勝つために、ここにきた」
4連敗で苦しむ西武。
エースの気持ちが「かすかな光」だ。
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