“ハズレくじ”が大当たり…ドラフト外れ外れ1位だった大物(3)巨人・阿部監督も”重宝”で
2024/09/12
産経新聞社
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プロ野球ドラフト会議には、毎年大きな注目が集まる。ドラフト1位指名に至っては、競合の際にくじ引きを外し、希望した選手の獲得を逃す可能性もある。しかしながら、いわゆる“外れ1位”で指名した選手が大活躍を見せる事例も多くある。そこで今回は“外れ外れ1位”ながらも、大当たりとなった現役選手を紹介する。
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吉川尚輝(読売ジャイアンツ)
・投打:右投左打
・身長/体重:177cm/78kg
・生年月日:1995年2月8日
・経歴:岐阜・中京高 – 中京学院大
・ドラフト:2016年ドラフト1位
長らく読売ジャイアンツの課題となっていた二塁のポジションを手中に収めた吉川尚輝。外れ外れ1位での入団となったが、チームに欠かせない存在となっている。
中京学院大時代には、4年時に大学日本代表に選出。同大のOBである菊池涼介(広島)のプレーを彷彿とさせたことから、“菊池2世”と高い評価を受けた。
迎えたドラフト会議では田中正義(日本ハム)、佐々木千隼(ロッテ)のくじを外した巨人から1位指名。
プロ入り後は度重なる故障に苦しんだが、プロ4年目の2020年に二塁のレギュラーへ定着した。同年は初めて規定打席をクリアし、打率.274、8本塁打、32打点、11盗塁の好成績を残した。
2022年には自己最多の132試合出場、打率.277、7本塁打、31打点、16盗塁をマーク。
また、二塁守備でも球界屈指の評価を受けており、阿部慎之助監督が就任した2024年シーズンも、不動の地位を築いている。
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