交流戦パ一人負けのオリックス。今、求められる根気強さ【どら増田のオリ熱コラム #77】
交流戦の全日程が20日に終了、オリックスは5勝13敗で最下位に沈んだ。7年連続勝ち越しを決めたパリーグにおいて唯一の負け越しとなり、5位・楽天との差は3.5ゲーム、クライマックスシリーズ進出ラインである3位日本ハムとは11ゲームと離される一方だ。
2016/06/24
先発は立て直しの兆候も
一方、「先発は良くなってきている」と福良監督がコメントしているように、20日に登板した西と東明は交流戦の防御率が2点台、交流戦前から好調をキープしている松葉は防御率0.95といずれも好成績を収めている。
勝ち星がついたのは松葉の1勝のみだが、西と東明が安定してきたのは明るい材料だ。そのほか、18日の広島戦に今季初先発した山田が好投、今季、精彩を欠いていたディクソンも復調の兆しが見えつつある。エース金子の復帰が7月になる分、先発が1枚足りていないが、山崎福也やファームで好投を見せたミッシュらで穴を埋めていきたいところだ。
中継ぎ陣は、佐藤達也や守護神の平野が安定せず、塚原が故障するなどやや不安を残すが、吉田一将がかつての岸田のような大活躍を見せている。ここは先発陣が少しでも長いイニングを投げてカバーし、吉田一へうまくつなげていきたい。
借金17からの巻き返しを図るオリックス。24日からはファンに毎年人気の「Bs夏の陣」が開催され、26日の京セラドームは指定席がほぼ完売で超満員になるのは間違いない。
たくさん集まったファンに少しでも明るい未来が見えるような根気を見せてほしい。