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今年もパ強しだった交流戦。各チーム、勝敗を分けたポイント【広尾晃の「ネタになる記録ばなし」】

ブログ「野球の記録で話したい」を運営中で『プロ野球解説者を解説する』(イーストプレス刊)の著者でもある広尾晃氏。当WEBサイトでは、MLBとNPBの記録をテーマに、週2回、野球ファンがいつもと違う視点で野球を楽しめるコラムを提供していく。今回は今年の交流戦についてだ。

2016/06/23

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チーム防御率No.1の中日、成績は負け越し

 投打の成績を振りかえる。チームの投手成績、防御率順に並べた。

投手成績

 好調な球団ほど成績が良いのは当然だが、注目したいのは中日が12球団No.1の防御率だったという点。それでも7勝11敗と負け越していることは後に触れるが、チーム打率1割の打線に原因がある。防御率3.06で11勝6敗と勝ち越している広島とは対照的だ。
 また投手力が充実していたはずの巨人が4点台、そして昨年のセリーグ王者・ヤクルトは5.90で苦しんだ。

 セリーグはチームとしての完封(継投含む)が13、一方のパリーグは7だった。

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