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好対照のセパ チーム盗塁数の半数以上を一人で稼いだ梶谷【2014年タイトルホルダー 最多盗塁編】

セリーグの盗塁王に輝いたDeNAの梶谷隆幸は、盗塁成功率8割以上をマークし、チームの盗塁数の半数以上を一人で稼いだ。パリーグは日本ハムの西川遥輝が受賞した。セパ比べてもチーム盗塁数に大きな差があり、野球の違いが如実に表れている。

2014/12/03

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2番中島のサポートもあり、8月一気に盗塁数を伸ばした西川

 今シーズンのパリーグのチーム盗塁数は順に日本ハム134個、オリックス126個、ソフトバンク124個、西武74個、ロッテ64個、楽天64個となった。100個超走った上位3チームがAクラス、二桁台の下位3チームがBクラスになったのは興味深い。
 盗塁王を獲得したのはチーム盗塁数トップの日本ハム、西川遥輝。43個で自身初のタイトル獲得となった。

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 日本ハムはチーム盗塁トップだったが、チーム盗塁成功率も.737でトップだった。積極的に走り、成功率も高いのは、脚力、盗塁技術の高い選手が多いということでもある。西川の43個を筆頭に、中島卓也28個、大引啓次21個、陽20個と20盗塁以上の選手が4人いた。
 
 開幕から2番に座った西川は早速、3・4月に10盗塁をマークする。しかし5月になると打順が主に3番、二塁から一塁、外野と守備位置も不定になったことも影響してか2盗塁に終わり、以後、糸井嘉男、ヘルマンのオリックス勢に先行される。7月末の時点で21盗塁、トップの糸井とは5個差の3位だった。

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 8月に入ると打順は1番、守備位置も右翼に固定されるようになった。盗塁を決めるには2番打者との協力が不可欠になるが、中島が2番に座るようになったのもこの頃。8月14日から17日まで4試合連続盗塁、8月30日には1試合3盗塁をマーク、8月月間15盗塁と走りまくり、一気にタイトルを決めた。
 積極的に走るチームの方針もあり、盗塁死は11でリーグで2番目に多かったが、企図数54はリーグ最多で、盗塁成功率は.796と高かった。月間15盗塁した8月も成功率.882で失敗は2個しかなかった。

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 日本ハムは2012年まで盗塁王獲得者がいなかったが、2013年の陽岱鋼につづき2年連続で盗塁王を輩出することになった。来シーズン以降も日本ハムの「走る野球」に変化はないはずで、チーム内のライバルたちとタイトルを争うことになりそうだ。

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